memo

本を読んで、里親ならではの感想が生じたら書きとめるブログです。

『スピリットベアにふれた島』ベン・マイケルセン

怒りと暴力という課題を抱えて、物語は進んでいきます。 主人公が、凶暴なのにとても泣き虫だったり、自分のために用意されたものを壊滅状態にしたりするところに、ある意味とてもリアリティを感じました。 また、その主人公がある大怪我をして、人の手によ…

『新版 親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』山田太一

この新版は、1995年に刊行されたものに加筆し、2014年に刊行されたものです。著者が思う親子についてのさまざまなことが、自叙伝を交えながら記されています。 その中に、「いまは豊かになって来て、一見いい人が増えてきた。だから、他人の恐さ 人間という…

『雨、あめ』ピーター・スピアー

文字がなくて、絵だけの絵本です。 子どもの、ある雨の日の日常が、言葉はなくても饒舌に描かれています。 里親になって子どもが委託された頃、きちんとしなくては…というプレッシャーを知らず知らず感じていたように思います。 自分自身が子ども時代に特段…

『愛するということ 新訳版』エーリッヒ・フロム

旧訳のほうは誤訳が多いとのことなので、読まれる時は、1991年に出版された新訳版のほうを読まれるとよいかと思います。 愛とは何か、ということについて様々な角度から光を当てながら、広く、真正面から、論じられている本だと感じました。その中でもここで…

『ジョディ、傷つけられた子 - 里親キャシー・グラスの手記』キャシー・グラス

イギリスでベストセラーになった、ノンフィクション。 ベテラン里親である著者が、育てるのが一番大変だったという子どもについての回想録。 この本には、凄惨な虐待についての描写が、臨場感をもって記されています。 心に傷を持っていらっしゃる方は、読ま…